【読書体験】『東野圭吾』4作品を読んで。
2017年は活字慣れたいプロジェクトで
このような状況まで至ることができました。
« 今回のブログ記事からは前年カウントなしで数えていきます。»
卒論が終わってから何がしたいかって、とにかく本が読んでみたい…!という衝動に襲われました。
卒論の完成を通した成果なのか活字が、だいぶだいぶだいぶ…!読めるようになりました!!
2月分で約1週間で東野圭吾さんの作品を4作品読破することができました。感想を添えながら紹介していきます。🙆
1作品目 『 疾風ロンド 』
刊行 2013年
以前のブログでも書いてますが、旅先が舞台になったということで映画化された時のポスターが貼ってあって。そこでこの作品の存在を知りました。
映画化は阿部寛さん、関ジャニ∞の大倉忠義さん、大島優子さん。
機密薬品を盗み出した元研究員の犯人は、ある場所へ隠したと写真を手がかりにしてタイムリミットは1週間で見つけ出せなければ薬品は自動的に拡散されてしまう。しかし、犯人は撤退時に交通事故でしまったというニュース。
機密薬品、、粒子であり一瞬にして人を死に至らすというインフルエンザ以上の恐ろしい生物兵器。そのためスキー場とは縁もゆかりもない研究員の栗林(阿部寛)は「テディベアを探してくれ!」としか言うことができない。
長野県のスキー場を舞台に、栗林が息子や地元の学生、パトロール隊(大倉忠義)、プロのスノーボーダー(大島優子)など村ごと巻き込んでいく。笑いに、ほのかなラブストーリーありの推理小説です。
映画を実際には見ていないため私のイメージになってしまいますが、阿部寛さんが面白さを引き立ててそうな。
スキー場での滑走シーンがあるのですが、これは映像化された時に見どころになってそうですね。
まさかそんな展開 ,• 結末になるとは…!の連続で、最後の最後まで波乱で面白かったです。
2作品目 『 夜明けの街で 』
刊行 2007年
今まで、「不倫する人なんてありえない!」と言っていた男性(岸谷五朗)が、派遣社員として同じ会社に働くことになった女性(深田恭子)と不倫に溺れていくというストーリーです。
今までもこれからも話す機会も無かった彼女は、一人でバッティングセンターに来ていたところをカラオケへ誘ったことできっかけが始まりました。
「デートは許される。一線を越えてなければ良いんだ。」と言っていたのが、一線の境界線をどんどん甘々にしていくんですよ。
家族の元へ帰ればもうしないと決意したのも束の間。彼女に流されるままの感情で、さすがにクソ男だなあって正直思っちゃいましたよね。。
彼女の家に招かれた時にミステリー要素が加わってきます。彼女は「3月31日になれば全て話すことができる」といい。
ついには妻(木村多江)に打ち明けてでも、不倫相手の彼女を愛したい。罪が合っても受け入れて彼女と生きていたい。と、これまで平凡に生きてきた男性が今までにない葛藤を抱いて過ごす半年間。
その結末や真実が全く想像もしていなかったことだらけでした。こんなにも人との別れって呆気ないんだってことを感じました。
3作品目 『 十字屋敷のピエロ 』
刊行 1989年
読み進めるのに情景をイメージしやすくするために映像化されている作品を選んでいるのですが今回読んだ作品の中で唯一、映像化されていないようですね。
悲しみのある表情をしているピエロ。このピエロがいる場所で事件が起きる。もちろん、話せないのですが、その目線を描いてくれているから読者側が事件の犯人の推理を楽しむことができる。
次々に起こる事件に全員居なくなるんじゃ…?ってほどに話の展開が不気味に感じました。
舞台は十字屋敷。お宅が十字形の形をした豪邸ってことです。主はお金持ちで、似たような登場人物に混乱したり、女性は皆んなお上品にも「ですわ」口調なので読み取りにくかったですね。。
ちょっと意味深な表情を思い浮かべさせられる言葉たちに、最後までこの人なんじゃ…?ってコロコロと犯人の予想を変えましたが、まさかこの人が犯人だったなんてってなりましたね。私は。。(笑)
トリックアートのような発想があったり、絵画作品がでてきたり芸術的な推理小説だと読んでいて感じました!
4作品目 『 プラチナデータ 』
刊行 2010年
映画化では、嵐の二宮和也さんが主演した作品です。落ち着いたイメージが似合なさそうなので最初、警察の浅間役だと思っていたので神楽/リュウ役って気付かなかったです。。(途中で確認を入れました)
二重人格の役なので凄い難しそうな…どんな風に演じたのか興味深い👀
映画の役柄となかなかイメージを一致させるのが難しくて。中盤からやっと状況を把握できたおかげで終盤一気に面白くなりましたよ。
全国民のDNAを集め管理。現場での犯罪者の手がかりからDNA鑑定を行い身近な人のみ、個人情報を取り扱い一致させるという新しくて画期的な捜査方法。
直ちに全ての国民のDNAが集まることを願っていた、神楽。しかし、このシステムを生み出した蓼科兄弟が殺害されたことによりDNA捜査は崩れた。
事件を起きて残った手がかりから鑑定を行った結果として、犯人に疑われたのが神楽だった。自分で自分の結果を見たことで、一足先に気づいたのです。
もちろん神楽は検討もつかないと二重人格のリュウなら知っているかもしれないと、人格が入れ替わらないため手がかりを掴むために神楽は北へと向った。
途中で現れたのはスズランという白いワンピースを着た少女と、北での出会いはリュウの謎めいた気持ちの理解と彼の逃亡を助けました。
もちろんこれはフィクションですが。リアルな世界にとっても、未来の情報革新と情報管理について考えさせられるストーリーでした。この作品もまた、嘘やろ…って人を信じられなくなるような人が犯人で最後の最後まで目が離せない作品でした。
この作品は謎が多く詰まっていたのですが、細かいところまで理解できてとてもスッキリ満足です。この複雑で細かい謎について理解してほしいところが、この作品の読みどころポイントです!
【東野圭吾さんの作品を4作品連続で読んで、、】
最後まで犯人が誰だか察することができないレベルでどんどん話が急展開されていく。全作品、まさかこの人が…!ってなりました。。
時系列が読み取りやすくてズンズンスラスラと読みやすいっていうのも、特徴だと思いました。
別の著作者さんにも手を出し始めて既に6作品目に突入しております。(最新の情報は、2018年1月1日からスタートさせたInstagramをご覧ください。笑)
現在は、親が古本屋で購入した自宅にあるものを読んでいるため同じ作者 • 推理小説ばかりあります。他にも今までは興味が持てなかったファンタジー系やヒストリー系のストーリーが読んでみたくて仕方ないです。
一文で拒絶する読書ゼロで国語一番嫌い人間から、ここまで読めるようになったことはかなりの心境と体幹の変化だと思っていて。笑
今は読破したい活字を読み慣れたい気持ちのほうが強いので、しばらくは推理小説で引っ張っていこうと思います…!
3月中には10冊目の到達が目標です💪
また次のレビューにてお会いしましょう!